黒田日銀総裁 就任の会見で物価目標達成に意欲! [アベノミクス]
黒田日銀総裁が就任翌日会見
日銀総裁に就任した新黒田総裁と副総裁二人は、就任会見を行いました。
会見では、改めて、大胆な金融緩和を推し進めて行くと宣言しました。
これは、政府と決めた物価目標2%の達成の為に、並々ならぬ決意を示す
ものでしょう。
黒田総裁は、やれることは何でもやると、何度も口にしたフレーズをここでも
披露し、日銀が金融緩和政策を積極的に進めていくことを大胆にアピールしました。
金融緩和の内容についても言及
黒田新総裁は、量的緩和として、国債の買取を進めて行くことを強調し、1月に
日銀が決定した、2014年からの無期限緩和について、前倒しても検討すると
しました。
また、国債買取のペースを早める為に、長期国債の保有額を銀行券発行残高
以内に抑えるという銀行券ルールの改正をして、国債の買い入れの方式を検討
することも検討しているという。
また、不動産投資信託の購入などにも触れ、多様な金融資産を含めて検討する
こととしました。
物価目標2% 達成の目処について
物価目標の2%の達成時期については、諸外国なら2年程度で、
との認識を示しました。
明言は避けましたが、実質的に2年以内に2%の物価上昇に向けて
フルスロットルで、進んで行く考えであると言うことですね。
物価目標達成に向けて動き出した日銀ですが、金融政策は、
アベノミクスで1本の矢にすぎず、2%の目標が達成されたとしても、
経済が回復していなければ、意味がありません。
緩やかな物価上昇が実現するのか、それが経済にとって良い影響を
及ぼすのか、国民としては、エールを送るばかりです。