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参議院選挙 比例区 仕組み [参議院選挙制度]

参議院選挙の比例区の仕組みは?


参議院選挙の比例区の仕組みは、衆議院とは、違うので、混乱することも
あるようです。

ここでは、改めて、参議院選挙の比例区について見ていきます。

比例区の定員は、48議席です。


まず、参議院選挙比例区の仕組みの特徴は、『全国区』です。

参議院選挙では、ブロックは分けずに、1つの選挙区で集計し、
当選者を確定します。

次に、投票は政党名でも、比例区の候補者の名前のいずれでも
可能です。

候補者の決定は、名簿順は決定せず、個人名の投票数順に、
当選者を決定します。

それでは、それぞれ詳しく見ていきます。


参議院選挙の比例区 区分け


衆議院選挙では、全国を11ブロックに分けて、そのブロック内で集計をして
政党別の当選者を確定していました。

ところが参議院選挙では、全国を1つの区として、全体で集計を行い、
各政党の当選者数を決めます。

定数の48議席を、政党別の得票数に応じて、割り振りを行なって行きます

参議院選挙の比例区 候補者名簿は非拘束名簿制


参議院選挙では、非拘束名簿制を採用しています。

衆議院選挙では、拘束名簿制を採用していて、異なっています。

非拘束名簿制では、政党は候補者の名簿順位を定めません

投票者は、比例区の投票を政党名でも、候補者名でもどちらでもすること
ができます。

そのウチ、候補名で投票された票を集計しその順番が名簿順位となります



参議院選挙の比例区 どのように候補者は決まる?


実際例を見てみましょう。

政党は、選挙党は5人の候補を出しました。
以下のような投票を得ました。

 選挙太郎さん 30万票
 選挙花子さん 20万票
 選挙次郎さん 15万票
 選挙まりさん  4万票
 選挙三郎さん  1万票
 選挙党(政党名) 30万票

選挙党の投票では、30万票ですが、候補者の得票の合計100万票が
選挙党の獲得票になります。

政党間で、合計表数に応じた議席を確定します。

今回は100万票で3議席を獲得したとします。


この3議席を誰が獲得するかを、個人の得票数で決定します。
この場合ですと、得票数の順に次の3名が当選します

当選 選挙太郎さん 30万票
当選 選挙花子さん 20万票
当選 選挙次郎さん 15万票
       選挙まりさん  4万票 (落選)
       選挙三郎さん  1万票 (落選)



衆議院の場合は、立候補の段階で順位を決定します。
また、投票は政党名だけとなり、選挙区との重複立候補も可能
だったりと、かなりの違いがあります。

政党に対して、投票を行うのと同時に、候補者本人を選ぶことが
同時にできる制度となっています。

この制度では、タレント候補のような知名度が高い候補を擁立できれば、
全国的に票数がのびやすく、有力政党に有利だという批判もあります。


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